毒親と子のお話。

脱出したくて考えてきたことと、脱出してから考えてること。

存在を認めてほしい

前回は禁止令の話。

存在を認めてほしい から 認められるように しよう。

存在を認めてほしい から 認められないような行動はしないように しよう。

思考の基本がこれ。

「何に」存在を認められたいのかっていうと、親。

子供にとって親は世界であり神である。

どんなクズ親でも神に見放されたら生きていけない。

消されないようにどうしたらいいかを子供は考える。

 

ドラマDr.倫太郎の8話。

親代わりの夢千代が5000万で(夢乃の実の)母親から夢乃を買った。
(5000万で夢乃から手を引いてくれという交渉)
これを知った夢乃は倫太郎の部屋を漁って金を作ろうとする。
「もうお金は要らないと(実の)お母さんに言われたんじゃないんですか」
「だからお金が必要なんじゃない!」

金を運ぶようにすれば母親から見放されなくなる?
(実母は金しか見てないけど)
子にとってはどんなにクズでも親は親。これはもうどうしようもないこと。くやしいけどね。
ドラマの話だけど。

 

他人から「おまえの親は毒だ、クズだ」と言われても、子はそれを認めない。

どうあっても他人では満たせない。

そして「まさか、私を、捨てるわけがない」と思い込んでいること。

親は子のこういう部分をくすぐってくる。

アメとムチを使いこなして、子をコントロールする。

毒親と子の関係ってこんな感じ。

 

「そんなに毒なら離れるしかないよ」と誰かは言うんだ。とてもそう思うんだ。でも動けないんだ。

神から離れて生きていけない。

離れられたとしても、自我を持たない子が世間で生きていけない(自分で選択することができない)

手足を切られているとか羽根をもがれているとかの表現になるかな。

本当に動けないんだ。

動けないのか、動かないのか、動きたくないのか、動こうとしないのか、いろいろ言いようがあるかもしれないけど、とにかく、動けないんだ。

 私の場合は「親を捨てる」っていう罪悪感がとにかくあった。

捨てられたのは自分の方だけど、この先、親が老いて、親が頼れるのは自分だけなのにって。

不思議なんだよね。捨てられた自分のことを悲しく思うよりも、先に親のことを心配してしまっていた。

 

毒親の方も、かつては誰かから(多くの場合その親から)存在を否定されていたんだと思う。

認めてもらえないから、認めてもらえるように。

誰も肯定してくれないから自分だけが味方で、自分は間違っていないと言い聞かせ続けて。

私と同じ状況だったんだなーとは思う。

でもね。

自分が満たされなかったことを子にぶつける言い訳にはならないと思うんですよ。

 

毒親の毒根源も「見捨てないでほしい」なんだと思う。

自分が否定されることを極端に嫌う。

 

「人はその自由意志において、夫や妻、あるいは父や母とあることは否定できても、この世に生を受けてある限り、自分がかつて、あるいは現在も、ある誰かの子供であるという事実を否定することはできず、その誰かと家族という観念を否定的に共有せざるを得ないことになる」(アニメ「御先祖様万々歳!」3話より)

私が子であるように、親も誰かの子である。

私が親に認められたいという思いを、親もその親に抱いていた。わかる。

その親が存在するかどうかは問題じゃない。もう自分の心に幻影となって存在している。

だからこそ満たされない。

どんなに幻影に向かって「だから私を見て!」と言ったところで、もうどうにもならなくて。

友達や異性という代理にもとめてみたりもするけれど、本物にはかなわず。

 

だいたい、無条件で存在を許されるのって子供(年齢的な意味で)だけだと思うんですよ。

泣こうがわめこうが痛いことをしようが軽犯罪しようが。(ダメなことはダメですけどね社会的に。)

それでも親が味方してくれるだろうか。自分がどうあっても親は私を見捨てないかどうか。

ある程度年齢がいくと他人は個人として見てくるので、”無条件で”とはいかなくなってくる。

そしたらそういう痛い子はどんどん離されていく現実があって。

 

親は認めてくれない。

他人も認めてくれない。

このしわ寄せが子供に来る。

…来ちゃった。

 

実際ちょうどいいんですよ、子供って。

何をしても頼ってくるし。

不都合になったら権力を振りかざせばいいなりになる。

権力なあ。「わがまま言うなら置いていくよ!」とかな。

その後は、小遣いあげないとか、家から追い出すとか、虐待って言われてるやつ。

がっつり虐待されてるなら気づきやすいから逃げ出しようもあるんだけど、じわじわと小さいことで縛っていくから(小さいことでもしばれるように教育済みだしね)他人も自分も気づかないんだな。

 

そうそう、毒親はこれをやろうとしてやっていないってこと。

行動に悪意がないんです。

(悪意がないなら性格からにじみ出てるんでよけい悪いんですけども)

 

子供は、自分の存在を認めてくれる。(実際は認めてるわけじゃないんですけど)

これを手放してなるものか。

子供を騙せてる間はいいんだけど、子供も成長するし学校で他人と交流してだんだん言うことを聞かなくなってくるでしょう。

そしたら今度は足を折りにくるわけ。

うちの場合は友達の査定とかあったな。

あの子とは遊んじゃいけませんだとか、あの子は非常識だとか。
(実際非常識だったんですけど←だから信じちゃったんです)

母親は直接言ってくるけど、父親は「そういうの父さんは好きじゃないな」って察してモードで言ってくるんだ。

あくまでも「あなたのためを思って」言ってくる。

 

ちょっと書くの飽きた。